こんにちは!
リハビリのプロ、理学療法士として1年に1000件の臨床をこなす日々を送っております、猫又と申します!
今回の記事は、理学療法士である私としてではなく、2匹の保護猫を我が家へ迎え入れ、見事猫様方の魅力にすっかり魅せられ下僕となった猫又として書いていきたいと思います!
ちなみに、我が家の構成は
- 猫様
- 猫様(同率1位)
- 猫娘(おなかにチビ猫)
- 猫又
といった猫様2匹とそこに仕える下僕2人(今後3人)となっております。
さて、今回の記事は題名にもある通り、猫をこれから家に迎え入れる方にとっても、すでにお家にいる方にとっても大切な「猫を迎え入れるために必要なたった1つのこと」をお伝えしていきたいと思います。
結論
その必要なたった1つのこととは一体何なのか、ここはもったいぶらずにすぐに言ってしまいましょう。
そう、その1つとは
①最期まで看取る覚悟をすること
だと思っています。
なぜ覚悟が必要なのか
猫の平均寿命をご存知でしょうか。
近年のペットブームもあってか犬や猫の平均寿命は年々伸びてきていると言われています。
ペットブームにより求められる医療やフード、飼育グッズ、大きなものではペット共生型マンションなどの動物のことを考えて設計された住まいなど多岐にわたるものの需要が増加し、ある意味一つの産業として成り立つようになってきた今、各企業などがより犬や猫の健康に着目した商品を開発するようになっていることも要因の1つではないかと思っています。
結果、犬や猫を飼育する環境はひと昔前と比べると大幅に改善されてきており、寿命を伸ばすことにつながっていると考えられます。
大手ペット保険会社のアニコムが調査した結果によると
犬・猫の平均寿命は更に延伸、高齢犬・猫の診療費も調査
~世界最大規模のペット統計データ集 アニコム『家庭どうぶつ白書2023』公開~より
アニコムが調査を開始した2008年度の犬の平均寿命は13.2才、猫の平均寿命は13.9才であるのに対して、最新のデータである2021年度の犬の平均寿命が14.2才、猫の平均寿命は14.7才となんとこの13年の間に犬では1才、猫では0.8才も寿命が伸びているのです。
人間の寿命と比べるとわかりにくいかもしれませんが、下の表(みんなのどうぶつ病気大百科より)を見ると、人間で例えると犬や猫の1歳は18歳、2歳は24歳、その後は1年ごとに4歳ずつ歳を重ねるということがわかります。1年で4歳ということは人間でいうとこの13年の間に4歳平均寿命が伸びたということになります。
日本の人間の平均寿命は下のグラフ(厚生労働省HPより)から読み取ると1990年から2019年の約30年で男性と女性のどちらもが約5.5歳平均寿命が伸びているということになります。
と、いうことは…人間基準で考えるとヒトは30年かかって5歳半、犬猫は13年で4歳平均寿命が伸びているということになり、単純に考えて倍以上の速度で寿命が伸びている、ということがお分かりいただけるかと思います。
具体的な覚悟とは
では、結論としてお話ししました、
①最期まで看取る覚悟をすること
この「覚悟」とは具体的に何かというと
猫又個人の考えで申し上げると、
なのではないかと思っています。
1年間にどれだけ医療費などがかかるかすぐに答えられるでしょうか
15年あれば飼い主達の生活が変化することも十分に考えられますが、その時に変わらず愛情を持って接することはできるでしょうか
年老いてトイレの失敗が増えたり、目が見えにくくなって安全策を講じる必要が出てきたり、耳が遠くなって名前を呼んでも反応してくれなくなったりする想像はついているでしょうか
どうしても先に訪れるお別れを想像して、その先の生活をイメージできているでしょうか
15年あれば思ったよりも生活は変化します
家族構成が変わったり、住む環境が変わったり、仕事や社会の中での自身の役割が変わったり…
コロナ禍ではおうち時間の増加からペットを飼うご家庭か増えたとも耳にします
ではコロナ禍が落ち着いた今、在宅ワークは減り、おうち時間も減った状態でペットはどうしているでしょうか
飼う時に自身の生活の変化につき合わせることになるペット達のことは考えたでしょうか
子犬や子猫の頃は見た目が愛らしくて飼っていたが、大きくなったら可愛くなくなったから捨ててしまうような方もいるという話も伺ったことがあります。
なぜ、飼い始めの時に動物達が成長して見た目が変化することを想像しなかったのでしょうか。
そう、全ては飼う時の覚悟の問題だと思っています。
まとめ
まとめに入ります。
今回のこの記事でお伝えしたい一番のことは飼い主もペット達も不幸せとならないためには、お家に迎え入れようとする時には15年後のことを想像して、覚悟をすることが必要ではないでしょうか、ということです。
あくまで猫又個人の意見が多分に含まれていますが、大事なことだと私は思っています。
ペットにかかる医療費は人間のように健康保険などないので、実費となります。
そのためにペット保険もいろいろありますので、よくよく内容を吟味して加入を検討されるのも一つの手かなと思います。
ペット保険についてはまた別の機会に詳しくご紹介できればと思います。
最期までご覧いただきありがとうございました!
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